(20日終値)
ドル・円相場:1ドル=141.47円(前営業日比▲0.51円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=154.44円(▲0.65円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0918ドル(▲0.0003ドル)
ダウ工業株30種平均:34053.87ドル(▲245.25ドル)
ナスダック総合株価指数:13667.29(▲22.28)
10年物米国債利回り:3.72%(▲0.04%)
WTI原油先物7月限:1バレル=70.50ドル(▲1.28ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=1947.7ドル(▲23.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
5月米住宅着工件数 163.1万件 134.0万件・改
建設許可件数 149.1万件 141.7万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は4日ぶりに反落。5月米住宅着工件数や5月米建設許可件数が予想を上回ったことが伝わると141.75円付近まで買い戻される場面もあったが、戻りは鈍かった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ったほか、米国株安に伴うクロス円の下落につれた売りが出て一時141.21円と日通し安値を更新した。
市場では「明日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の米下院金融サービス委員会での議会証言を前に、ポジション調整目的の売りが出た」との声も聞かれた。
・ユーロドルは小幅ながら3日続落。欧州債利回りの低下などを手掛かりにユーロ売り・ドル買いが先行。米国株相場の下落を背景にリスク・オフのドル買いも入り一時1.0893ドルと日通し安値を更新した。ただ、米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると1.0919ドル付近まで下げ渋った。
・オセアニア通貨は軟調だった。ダウ平均が一時380ドル超下落するなど、米株式相場が軟調に推移するとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に売りが出た。豪ドル米ドルは0.6753米ドル、NZドル米ドルは0.6134米ドルまで値を下げたほか、豪ドル円は95.57円、NZドル円は86.86円と日通し安値を更新した。
・ユーロ円は続落。米株価の下落を背景にリスク回避の円買い・ユーロ売りが入ると、一時154.05円と本日安値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。中国人民銀行が実施した利下げが「想定よりも小幅な利下げ幅だった」との見方から、上海や香港株が下落。米国株にも売りが波及した。21-22日のパウエルFRB議長の議会証言を控えて、持ち高調整目的の売りも出た。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。米金融引き締め長期化による景気悪化への警戒や中国景気の先行き不安を背景に米国株相場が下落すると、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。
・原油先物相場は3日ぶりに反落。中国石油天然気集団が今年の同国石油需要予想を下方修正したことを受け、エネルギー需要の減速懸念を手掛かりにした売りが先行した。また、この日発表された中国の金利引き下げ幅が不十分との見方も失望売りを誘った面があった。
・金先物相場は4日ぶりに反落。この日発表された米住宅指標が予想より強い結果となり、米利上げの継続観測が高まったことで金利を生まない金相場は売りに押された。