28日の日経平均は5日ぶり大幅反発。終値は655円高の33193円。米国株の強い上昇を受けて、200円超上げて始まった。上げ幅を300円超に広げた後は伸び悩み、しばらく値を消す流れが続いた。しかし、前引け間際に強い買いが入ったことで、後場は騰勢を強める展開。前引けから大きく水準を切り上げて始まると、あっさり節目の33000円を超えて33100円台に乗せた。13時台はダレたものの、14時以降は再び買いに勢いがつき、上げ幅を600円超に拡大。高値引けとなった。
東証プライムの売買代金は概算で3兆9000億円。業種別では空運、証券・商品先物、輸送用機器などが大幅上昇。下落は海運1業種のみで、石油・石炭や鉱業が小幅な上昇にとどまった。
ロシアにおけるジョイント・ベンチャーの売却に伴い持分法投資に関連する利益を計上すると発表した日本板硝子(5202)が急伸。半面、プライム市場への区分変更申請や株式分割など材料が複数あったM&A総研ホールディングス(9552)は、上下に振れながらも株式の海外売り出しが嫌気されて大幅に下落した。