日経平均は大幅反落 終値で32000円を下回る

12日の日経平均は大幅反落。終値は259円安の31943円。米国株の上昇を受けて買いが先行。開始直後には上げ幅を3桁に広げた。しかし、ドル円が140円を割り込むなど円高が進んだことで、地合いが急変。失速してマイナス圏に沈むと下方向に勢いがつき、節目の32000円をあっさり割り込んだ。そこから下げ幅を400円超に拡大。31700円台に突入したところでようやく売りが一巡した。後場に入ると下押し圧力は和らいだ。ただ、戻りは鈍く、32000円を挟んでの一進一退が長く続いた。終盤にかけての動きが弱く、終値では32000円を割り込んだ。


東証プライムの売買代金は概算で3兆3900億円。業種別では鉱業、銀行、水産・農林などが上昇した一方、卸売、医薬品、電気機器などが下落している。


中期経営計画の数値目標を引き上げたERIホールディングス(6083)がストップ高。半面、1Q実績が市場の期待に届かなかったイオンモール(8905)が大幅に下落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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