12日の日経平均は大幅反落。終値は259円安の31943円。米国株の上昇を受けて買いが先行。開始直後には上げ幅を3桁に広げた。しかし、ドル円が140円を割り込むなど円高が進んだことで、地合いが急変。失速してマイナス圏に沈むと下方向に勢いがつき、節目の32000円をあっさり割り込んだ。そこから下げ幅を400円超に拡大。31700円台に突入したところでようやく売りが一巡した。後場に入ると下押し圧力は和らいだ。ただ、戻りは鈍く、32000円を挟んでの一進一退が長く続いた。終盤にかけての動きが弱く、終値では32000円を割り込んだ。
東証プライムの売買代金は概算で3兆3900億円。業種別では鉱業、銀行、水産・農林などが上昇した一方、卸売、医薬品、電気機器などが下落している。
中期経営計画の数値目標を引き上げたERIホールディングス(6083)がストップ高。半面、1Q実績が市場の期待に届かなかったイオンモール(8905)が大幅に下落した。