29日の日経平均は3日ぶり小幅反落。終値は13円安の27801円。米国株高を受けて買いが先行。ただ、上げ幅を3桁に広げて28000円台に乗せたところでは、すぐに上値が重くなった。前場では、急速に値を消した後に盛り返して再び上げ幅を3桁に広げるなど、底堅い動きが見られた。
しかし、昼休みに入って急速に円高が進行したことから地合いが悪化。後場は前引けから水準を切り下げて始まると、ほどなく下げに転じた。ただ、深押しする場面でも2桁の下落までにとどまり、取り引き終盤にかけては下げ幅を縮小。プラス圏には浮上できなかったものの、27800円台まで戻して終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆2500億円。業種別ではサービス、空運、陸運などが上昇した一方、医薬品、精密機器、保険などが下落した。
1Qが営業黒字に転換し、上期の計画に対しても進ちょくが良好であったオリエンタルランド(4661)が大幅上昇。反面、決算が市場の期待に届かなかったルネサスエレクトロニクス(6723)が急落した。