情報発信にSNSを活用
企業経営者がツイッターアカウントを開設し、ツイートを通じて情報発信する例が増えています。
アカウントを開設している主な日本企業の経営者をフォロワー数の多い順(2022年9月上旬時点 DZHフィナンシャルリサーチ調べ)に見てみると、トップはZOZOの元社長であり創業者の前澤友作氏でフォロワー数は1000万人を超えています。
続いて、ソフトバンクグループの孫正義氏でフォロワー数は約300万人。楽天の三木谷浩史氏は約125万人、サイバーエージェントの藤田晋氏が約70万人といったかたちです。
こうしてみると前澤氏のフォロワー数は群を抜いています。理由としては、同アカウントを活用し、フォローやリツイートに応じて、プレゼントなどのキャンペーンを行っていることが挙げられると思います。
ちなみに、世界に目を向けると、テスラの経営者であるイーロン・マスク氏のツイッターフォロワー数は1億アカウントを超えています。文字通り、桁違いの規模ですね。
社長のツイッター発言で株価が急騰
有名どころをざっと上げましたが、ベンチャー企業の経営者もツイッターアカウントを開設し、積極的に情報を発信したり、それが株価にも影響を与えることも珍しくなくなってきました。
例えば、直近では9月上旬、東京通信の古屋佑樹社長が自身のアカウントで以下のようなツイートを行いました。
「カンブリア宮殿の秋元康さん出演回にて投資先のオーバース社<アイドル×メタバース>が登場。メタバース、B4NDでアイドル分野もより盛り上げていきますー」
この内容自体については、テレビ番組で放映された紹介で、新しい情報ではありません。しかし、改めて社長がツイッターで紹介したことで、株価は反応し、大幅高となりました。
東京通信<7359.T> 日足チャート
株価が動くというと、企業の発表するプレスリリースだったり、あるいはメディアによる報道などをまっさきに思い浮かべる方が多いでしょう。実際、そうした材料により、株価は日々変動しています。
ですが、それだけでなく企業の経営者が自ら情報を発信し、株価の材料になることがすでに現実となっています。ツイッターをされている方は、こうした社長たちのアカウントをフォローしてみてはいかがでしょうか。