5日の日経平均は小幅反発。終値は42円高の27820円。市場予想を上回る米11月雇用統計に対して米国株がまちまちで終えたことを受けて、強弱感が交錯した。小安く始まった後、27700円は割り込まずに開始早々に安値をつけた一方、プラス圏に浮上しても27800円より上は重かった。中小型の人気銘柄に派手に下げるものが多く、全体でも個別の物色意欲が失せてしまったような状態。序盤の売り買いをこなした後は前営業日近辺でのもみ合いに終始した。プライムでは値下がり銘柄が多かったが、売り崩すような動きも出てこなかったことから、プラスを確保して取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6400億円。業種別では鉄鋼、鉱業、空運などが上昇している一方、海運、電気・ガス、水産・農林などが下落した。
エーザイ(4523)が5%を超える上昇で5桁台を回復。半面、川崎汽船(9107)や商船三井(9104)など海運株が大きめの下げとなった。