日経平均は小幅反発 エーザイが大幅高

5日の日経平均は小幅反発。終値は42円高の27820円。市場予想を上回る米11月雇用統計に対して米国株がまちまちで終えたことを受けて、強弱感が交錯した。小安く始まった後、27700円は割り込まずに開始早々に安値をつけた一方、プラス圏に浮上しても27800円より上は重かった。中小型の人気銘柄に派手に下げるものが多く、全体でも個別の物色意欲が失せてしまったような状態。序盤の売り買いをこなした後は前営業日近辺でのもみ合いに終始した。プライムでは値下がり銘柄が多かったが、売り崩すような動きも出てこなかったことから、プラスを確保して取引を終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆6400億円。業種別では鉄鋼、鉱業、空運などが上昇している一方、海運、電気・ガス、水産・農林などが下落した。


エーザイ(4523)が5%を超える上昇で5桁台を回復。半面、川崎汽船(9107)や商船三井(9104)など海運株が大きめの下げとなった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

小松 弘和の別の記事を読む

人気ランキング

人気ランキングを見る

連載

連載を見る

話題のタグ

公式SNSでも最新情報をお届けしております