日経平均は続落 カチタスが大幅上昇

8日の日経平均は続落。終値は111円安の27574円。まちまちの米国株を受けて下落して始まると、開始早々に下げ幅を3桁に拡大。米金利低下を受けてもナスダックが弱かったことから、ハイテク株が下げを先導した。心理的節目の27500円もあっさり割り込んだが、200円超下げて27400円に接近したところでは下げ渋った。安値圏でしばらくもみ合った後、前引けにかけては下げ幅を縮小。後場はスタートから27500円を上回ると、一度も27500円は割り込むことなく、緩やかに戻り基調が続いた。3桁の下落とはなったものの、大引け間際に後場の高値をつけた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆7000億円。業種別では海運、医薬品、卸売などが上昇している一方、電気機器、鉱業、電気・ガスなどが下落した。


証券会社が投資判断を引き上げたカチタス(8919)が大幅上昇。反面、ハウテレビジョン(7064)は3Qの利益は計画に対して良好な進ちょくとなったものの、通期見通し据え置きが嫌気されたか売りが殺到しており、ストップ安となった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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