8日の日経平均は続落。終値は111円安の27574円。まちまちの米国株を受けて下落して始まると、開始早々に下げ幅を3桁に拡大。米金利低下を受けてもナスダックが弱かったことから、ハイテク株が下げを先導した。心理的節目の27500円もあっさり割り込んだが、200円超下げて27400円に接近したところでは下げ渋った。安値圏でしばらくもみ合った後、前引けにかけては下げ幅を縮小。後場はスタートから27500円を上回ると、一度も27500円は割り込むことなく、緩やかに戻り基調が続いた。3桁の下落とはなったものの、大引け間際に後場の高値をつけた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7000億円。業種別では海運、医薬品、卸売などが上昇している一方、電気機器、鉱業、電気・ガスなどが下落した。
証券会社が投資判断を引き上げたカチタス(8919)が大幅上昇。反面、ハウテレビジョン(7064)は3Qの利益は計画に対して良好な進ちょくとなったものの、通期見通し据え置きが嫌気されたか売りが殺到しており、ストップ安となった。