12日の日経平均は4日ぶり大幅反落。終値は475円安の26336円。米国株安を嫌気して、売りが優勢の展開。寄り付きは100円程度の下落であったが、ハイテク株や機械株の主力どころに大きく売られるものが多く、次第にリスクオフの様相が強まった。
早い時間に節目の26500円を割り込むと、見切り売りが加速して一段安。後場に入ると下げ幅を500円超に広げる場面もあった。26200円台に突入したところでようやく下げ止まり感が出てきたものの、戻りは緩慢。引けまでさえない動きが続き、終値では400円を超える下落となった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆4500億円。業種別ではプラスは水産・農林の1業種のみで、電気・ガスや医薬品が弱い中でも値を保った。一方、機械、ガラス・土石、電気機器などの下げが大きかった。
上方修正を発表したシライ電子工業(6658)が、一時ストップ高となるなど急騰。半面、前期の2桁営業増益着地に対して、今期の見通しが保守的と受け止められたライク(2462)が急落した。