12日の日経平均は反落。終値は58円安の27842円。9日の米国市場では、予想を上回る11月生産者物価指数(PPI)を受けて、ダウ平均が300ドルを超える大幅下落。これを嫌気して、寄り付きから3桁の下落となった。しかし、開始直後に安値をつけると、その後は値を戻す展開。米長期金利は上昇したが、国内グロース株の弱い反応が局地的にとどまったことから、売りづらさも意識された。ただ、プラス圏まで戻すほどの力はなく、前場で下げ幅を2桁に縮めると、後場は動意自体が乏しくなった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆2300億円。業種別では海運、その他金融、ゴム製品などが上昇した一方、鉄鋼、非鉄金属、卸売などが下落した。
1Qが大幅な増収増益となり、併せて自己株取得も発表した日本駐車場(2353)が急騰。半面、1Qが大幅な最終減益となった鳥貴族ホールディングス(3193)が急落した。