日経平均は反落 日本駐車場開発が急騰

12日の日経平均は反落。終値は58円安の27842円。9日の米国市場では、予想を上回る11月生産者物価指数(PPI)を受けて、ダウ平均が300ドルを超える大幅下落。これを嫌気して、寄り付きから3桁の下落となった。しかし、開始直後に安値をつけると、その後は値を戻す展開。米長期金利は上昇したが、国内グロース株の弱い反応が局地的にとどまったことから、売りづらさも意識された。ただ、プラス圏まで戻すほどの力はなく、前場で下げ幅を2桁に縮めると、後場は動意自体が乏しくなった。


東証プライムの売買代金は概算で2兆2300億円。業種別では海運、その他金融、ゴム製品などが上昇した一方、鉄鋼、非鉄金属、卸売などが下落した。


1Qが大幅な増収増益となり、併せて自己株取得も発表した日本駐車場(2353)が急騰。半面、1Qが大幅な最終減益となった鳥貴族ホールディングス(3193)が急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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