14日の日経平均は続伸。終値は201円高の28156円。注目の米11月消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回り、米国株は場中に失速したものの、3指数がそろって上昇した。これを受けて50円程度上げて始まったが、序盤は気迷いムードが強かった。ただ、上げ幅を縮めて28000円を割り込んだところで改めての買いが入ると、そこからは上げ幅を広げる展開。前場のうちに28100円台まで上昇した。CPIを受けて米国の長期金利が低下したことから、半導体株を中心にハイテクグロース株が上昇のけん引役となった。後場はFOMCの結果発表を前に様子見姿勢が強まったものの、強い基調は維持された。200円近く水準を切り上げた状態が定着し、高値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆4900億円。業種別では繊維、精密機器、鉱業などが上昇した一方、空運、陸運、倉庫・運輸などが下落した。
子会社を設立し、その子会社を通じて保育事業運営企業を孫会社化すると発表したレアジョブ(6096)が急伸。半面、3Qが大幅な減益となったアールプランナー(2983)が急落した。