日経平均は3日ぶり反落 パレモHDが急騰

28日の日経平均は3日ぶり反落。終値は107円安の26340円。米国で長期金利が上昇し、ハイテクグロース株が強く売られたことを嫌気して、寄り付きから3桁の下落。米株動向を受けてレーザーテック(6920)など半導体株が弱く、安く始まった後、しばらくは下値模索が続いた。しかし、下げ幅を200円超に広げて26200円を割り込んだところで売りが一巡。そこからやや戻した26300円近辺で長くこう着相場が続き、後場に入ると値幅がほとんど出なくなった。引け間際に下げ幅を縮める動きが見られたことから、3桁下落ではあったものの、高値圏で終了した。


東証プライムの売買代金は概算で2兆3200億円。業種別では保険、電気・ガス、鉄鋼などが上昇した一方、空運、不動産、海運などが下落した。


3Q決算が好感されたパレモ・ホールディングス(2778)が急騰。半面、投資有価証券の売却に伴い業績見通しを更新したフリークアウト・ホールディングス(6094)は、買いが先行したものの続かず、15.2%安と急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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