日経平均は続伸 吉野家HDが大幅上昇

14日の日経平均は続伸。終値は164円高の26643円。米国株安を受けて、寄り付きは3桁の下落。ただ、13日の米国株は歴史的に強い内容となった6月消費者物価指数(CPI)を受けても常識的な下げにとどまっており、日本株へのネガティブな影響は限られた。


指数は開始早々に安値をつけると一気に下げ幅を縮め、ほどなくプラス圏に浮上。そこから買いの勢いが強まり、上げ幅を3桁に広げた。200円超上昇して26700円台に乗せたところでは買いが一巡。後場のスタート直後に高値をつけた後は伸び悩んだが、大きな失速もなく、3桁の上昇で取引を終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆2400億円。業種別では水産・農林、海運、精密機器などが上昇した一方、電気・ガス、空運、銀行などが下落した。


1Qが営業黒字に転換した吉野家ホールディングス(9861)が大幅上昇。半面、上期が大幅な営業赤字となったマネーフォワード(3994)が急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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