25日の日経平均は4日続伸。終値は95円高の27395円。まちまちの米国株を受けて、120円程度下げて始まった。しかし、寄り付きを安値に早々に切り返す展開。前日終値近辺まで戻したところでいったんもみ合ったが、前場中ごろからはプラス圏が定着した。後場のスタート直後には、一時上げ幅を3桁に広げて27400円台に乗せた。節目の27500円近辺では上値が抑えられ、そこから先は伸び悩んだ。しかし、大きな失速もなく、27300円台で落ち着いた動きが引けまで続いた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆5200億円。業種別では鉄鋼、海運、電気・ガスなどが強い上昇。下落は卸売と銀行の2業種のみで、サービスの上昇が限定的となった。
スズキ(7269)が5.6%高と急伸。インド子会社マルチスズキの好決算が買い材料になったもよう。反面、3Q決算を発表したカイノス(4556)は、上期までの進ちょくからは着地が物足りないと受け止められて大幅安となった。