日経平均は5日ぶり反落 帝国ホテルが大幅上昇

26日の日経平均は5日ぶり反落。終値は32円安の27362円。米国株はまちまちで終えたが、引け味が良かったことから上昇スタート。開始直後には上げ幅を3桁に広げて27500円を上回った。しかし、節目に乗せたことで到達感が意識されて、すぐに失速。10時辺りからはマイナス圏が定着した。そこからしばらくはじり安の展開となり、後場に入ると下げ幅を3桁に拡大。ただ、27300円を割り込んだところでは押し目買いが入り、下落ではあったが後場の高値圏で取引を終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆4600億円。業種別では不動産、精密機器、その他製品などが上昇している一方、海運、石油・石炭、電気機器などが下落している。


通期の利益見通しを引き上げた帝国ホテル(9708)が大幅上昇。反面、今期は営業赤字に転落する見通しとなったテクノホライゾン(6629)が、期末の無配見通しも嫌気されて急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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