27日の日経平均は小幅反発。終値は19円高の27382円。米国株高を好感して上昇して始まったものの、寄り前に強い1月東京都区部CPIを受けて為替が円高に振れたことから、初動は鈍く、開始早々に上値が重くなった。一方、値を消して下げに転じたところでは、すかさず押し目買いが入って下げ渋った。マイナス圏から戻して再びプラス圏に浮上した後は前日終値近辺で動意自体が乏しくなり、小幅なプラスで取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6900億円。業種別では銀行、鉄鋼、電気・ガスなどが上昇している一方、海運、精密機器、医薬品などが下落している。
シェルターの整備を政府が支援するとの観測記事を手がかりに、技研ホールディングス(1443)が関連銘柄として買いを集めてストップ高。反面、3Q累計では前年同期比で大幅増益も、3Q期間(10-12月)の利益が前四半期比で見劣りしたペガサスミシン製造(6262)が15%安と急落した。