日経平均は続伸 M&A総研がストップ高

30日の日経平均は続伸。終値は50円高の27433円。米国株高を受けても寄り付きは1桁の上昇。場中はマイナス圏に沈むと下げ渋った一方、上げ幅を広げて27500円に近付くと値を崩し、プラス圏とマイナス圏を行き来した。前場は大半の時間をプラスで推移して高値圏で終了。一方、後場に入るとマイナス圏で推移する時間が長かった。経済界の重鎮や学識者で構成される団体「令和臨調」が、政府・日銀の共同声明の見直しを提言したと伝わり、これを受けて円高が進行。指数もこれに反応して弱含んだ。それでも終盤にかけては盛り返し、プラス転換から上げ幅を拡大。後場の高値圏で取引を終えた。TOPIXはほぼ横ばいながら下落で終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆7700億円。業種別では化学、繊維、空運などが上昇している一方、鉄鋼、石油・石炭、鉱業などが下落している。


1Qの好決算が評価されたM&A総合研究所(9552)が、場中は値が付かずストップ高比例配分。反面、3Qが大幅な減益となった日本M&Aセンターホールディングス(2127)はストップ安と、M&A関連2社が明暗分かれる動きを見せた。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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