(18日終値)
ドル・円相場:1ドル=138.14円(前営業日比▲0.43円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=140.12円(△0.49円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0143ドル(△0.0063ドル)
ダウ工業株30種平均:31072.61ドル(▲215.65ドル)
ナスダック総合株価指数:11360.05(▲92.37)
10年物米国債利回り:2.98%(△0.06%)
WTI原油先物8月限:1バレル=102.60ドル(△5.01ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=1710.2ドル(△6.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
7月全米NAHB住宅市場指数 55 67
5月対米証券投資動向
短期債を含む 1825億ドル ▲27億ドル・改
短期債を除く 1553億ドル 872億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。7月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数が55と予想の66を大きく下回ったことが分かると、市場で台頭していた来週26-27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ観測がさらに後退し、ドル売りを促した。24時前に一時1.0201ドルと日通し高値を更新した。
ただ、NY午後に入ると米国株の失速に伴うリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出て、一時1.0141ドル付近まで下押しした。ロシア国営企業のガスプロムが欧州顧客に対し、異常な状況下にあるためガス供給を保証することができないと通告。欧州エネルギー供給への不安が高まる中、積極的にユーロを買いづらい面もあった。
・ドル円は続落。米10年債利回りが3.01%台まで上昇したことなどをながめ円売り・ドル買いが先行すると、22時過ぎに一時138.44円付近まで値を上げた。
ただ、週明け早朝取引で付けた日通し高値138.63円には届かず。米連邦準備理事会(FRB)の急激な利上げ観測が後退する中、全般ドル売りが出ると24時前に137.97円付近まで押し戻された。この日発表された米住宅指標が予想を下回ったことも相場の重し。
もっとも、20-21日の日銀金融政策決定会合では大規模な金融緩和策の維持が見込まれており、下押しも限定的だった。
・ユーロ円は4日続伸。欧州株相場の上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが先行。24時前に一時140.80円と日通し高値を更新した。ただ、高く始まった米国株が下げに転じると140.00円付近まで押し戻された。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。FRBの急激な利上げ観測が後退する中、買い先行で始まったものの、買い一巡後は徐々に売りが優勢となった。市場では「米主要企業の第2四半期決算が本格化することもあり、積極的な買いが入りづらい」との声が聞かれた。
なお、一部報道で「来年の人材採用とコストを抑える計画」と伝わったアップルが2%超下落した一方、予想を上回る決算を発表したゴールドマン・サックスが2%超上げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは反落。アジアや欧州の株高を受けて安全資産とされる米国債には売りが先行したものの、米国株が失速すると買い戻しが入り下げ幅を縮めた。
・原油先物相場は大幅続伸。ロシア国営企業のガスプロムが欧州顧客に対し、異常な状況下にあるためガス供給を保証することができないと通告。欧州エネルギー供給への不安が高まるなか、原油先物価格にも買いが広がった。
・金先物相場は3日ぶりに反発。外国為替市場では対ユーロなどでドル安が進み、ドル建てで取引される金の割安感に着目した買いが入った。一時1722.0ドルまで上昇する場面も見られた。