27日の日経平均は小幅反落。終値は29円安の27423円。24日の米国市場では、長期金利が大きく上昇してダウ平均が300ドルを超える下落。これを嫌気して、寄り付きは3桁の下落となった。しかし、バリュー株が米金利上昇を好感して買われた上に、グロース株もそこまで厳しい下げとはならなかったことから、安値は早い時間につけた。しばらく戻り基調が続き、10時台後半にはプラス圏に浮上。ただ、そこではすぐに売り直された。後場に入ると小安い水準で動意が乏しくなり、27400円近辺でこう着感の強い時間帯が続いた。値上がり銘柄は多く、TOPIXはプラスかつ高値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆2900億円。業種別では鉄鋼、証券・商品先物、建設などが上昇した一方、情報・通信、その他製品、小売などが下落した。
上方修正と増配を発表したアイル(3854)がストップ高をつける場面もあるなど急騰。半面、株主優待の休止を発表したフレンドリー(8209)が、場中は値が付かずストップ安比例配分となった。