日経平均は小幅反落 アイルが急騰

27日の日経平均は小幅反落。終値は29円安の27423円。24日の米国市場では、長期金利が大きく上昇してダウ平均が300ドルを超える下落。これを嫌気して、寄り付きは3桁の下落となった。しかし、バリュー株が米金利上昇を好感して買われた上に、グロース株もそこまで厳しい下げとはならなかったことから、安値は早い時間につけた。しばらく戻り基調が続き、10時台後半にはプラス圏に浮上。ただ、そこではすぐに売り直された。後場に入ると小安い水準で動意が乏しくなり、27400円近辺でこう着感の強い時間帯が続いた。値上がり銘柄は多く、TOPIXはプラスかつ高値圏で取引を終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆2900億円。業種別では鉄鋼、証券・商品先物、建設などが上昇した一方、情報・通信、その他製品、小売などが下落した。


上方修正と増配を発表したアイル(3854)がストップ高をつける場面もあるなど急騰。半面、株主優待の休止を発表したフレンドリー(8209)が、場中は値が付かずストップ安比例配分となった。


日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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