日経平均は続伸 終値で27500円を上回る

3月に入り1日の日経平均は続伸。終値は70円高の27516円。米国株安を嫌気して下落して始まると、序盤は下げ幅を広げて戻してまた売られと、不安定な動きが続いた。しかし、27300円は割り込まず、開始一時間程度で下げ止まって反転。値を戻して前引け間際にプラス圏に浮上した。後場は一度もマイナス圏に沈むことなく、じり高の展開。27500円近辺では売り買いが交錯したが、地合いが改善して値上がりに転じる銘柄も増える中、終値でも27500円を上回った。TOPIXやグロースコア指数も後場に入ってプラス転換。一方、マザーズ指数は下落で終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆7800億円。業種別では鉱業、鉄鋼、非鉄金属などが上昇した一方、精密機器、海運、医薬品などが下落した。


自己株取得および消却を発表したカナデン(8081)が急騰。反面、公募・売り出しを発表した大光(3160)が急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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