3月に入り1日の日経平均は続伸。終値は70円高の27516円。米国株安を嫌気して下落して始まると、序盤は下げ幅を広げて戻してまた売られと、不安定な動きが続いた。しかし、27300円は割り込まず、開始一時間程度で下げ止まって反転。値を戻して前引け間際にプラス圏に浮上した。後場は一度もマイナス圏に沈むことなく、じり高の展開。27500円近辺では売り買いが交錯したが、地合いが改善して値上がりに転じる銘柄も増える中、終値でも27500円を上回った。TOPIXやグロースコア指数も後場に入ってプラス転換。一方、マザーズ指数は下落で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7800億円。業種別では鉱業、鉄鋼、非鉄金属などが上昇した一方、精密機器、海運、医薬品などが下落した。
自己株取得および消却を発表したカナデン(8081)が急騰。反面、公募・売り出しを発表した大光(3160)が急落した。