日経平均は大幅続伸 スキー場開発が急騰、駐車場開発が急落

6日の日経平均は大幅続伸。終値は310円高の28237円。3日の米国市場では、長期金利が低下して米国株にも強い動きが見られた。これを好感して、寄り付きから200円を超える上昇。節目の28000円を大きく上回り、28100円台からスタートした。高く始まった後も、寄り付き直後を安値に上げ幅を拡大。米金利低下を受けて、半導体株などハイテク関連に強い動きが見られた。300円超上昇して28300円台に接近したところでは、上値が抑えられた。ただ、伸び悩んでも売り圧力は限定的。後場に入ると動意が乏しくなり、高値圏でのもみ合いに終始した。


東証プライムの売買代金は概算で2兆7400億円。業種別では精密機器、海運、電気機器などが上昇している一方、鉱業、パルプ・紙、保険などが下落している。


上期が計画を上振れ、通期見通しも引き上げた日本スキー場開発(6040)が急騰。半面、同社の親会社である日本駐車場開発(2353)は、子会社の業績好調を材料に通期見通しを引き上げたものの、株価は強い売り反応となった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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