15日の日経平均は4日ぶり小幅反発。終値は7円高の27229円。米国株が大幅高となったことから、寄り付きは200円近い上昇。しかし、すぐに頭打ちとなって失速した。値上がり銘柄は多い一方で、指数寄与度の大きいファーストリテイリングやソフトバンクGが軟調。いびつな動きにも見えた中、前場では下げに転じたところではすぐに買いが入った。後場はプラス圏で動意薄の状態がしばらく続いたが、14時近辺から崩れだし、マイナス圏に沈むと一気に下げ幅を3桁に拡大。しかし、前日の安値に接近したところでは鋭角的に値を戻し、終値ではプラスを確保した。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9600億円。業種別では銀行、保険、鉄鋼などが上昇している一方、陸運、ゴム製品、情報・通信などが下落している。下落業種は前引け時点では3業種であったが、大引けでは7業種となった。
今期の2桁営業増益計画や記念配の実施が好感されたアルトナー(2163)が、ストップ高まで買われる場面もあるなど急騰。半面、1Q決算が失望を誘ったマネジメントソリューションズ(7033)が急落した。