日経平均は小幅続落 信越化学など半導体株が強い

24日の日経平均は小幅続落。終値は34円安の27385円。米国株は3指数そろって上昇したが、終盤の失速や金融株の下落が嫌気されて下落スタート。序盤では幅広い銘柄が売られる中、下げ幅を3桁に広げる場面もあった。ただ、深押ししてくると下では買いが入った。場中は下げては戻しといった動きを繰り返したが、徐々に値上がりに転じる銘柄が増え、押した際にも下に値幅が出なくなった。終盤にかけてはスルスルと下げ幅を縮小。下落ではあったが高値圏で取引を終えた。マザーズ指数も終盤の動きが良く、こちらはプラスで終了した。


東証プライムの売買代金は概算で2兆5200億円。業種別では海運、電気・ガス、医薬品などが上昇した一方、鉱業、その他金融、保険などが下落した。


米国で半導体株が買われた流れを受けて、信越化学(4063)、SCREEN(7735)、東京エレクトロン(8035)など半導体関連に強い動きが見られた。半面、米国で金融株が売られた流れを受けて、三菱UFJ(8306)、T&D(8795)、東京海上(8766)など金融株が全般売りに押された。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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