日経平均は3日ぶり反発 JR東海など鉄道株が大幅高

27日の日経平均は3日ぶり反発。終値は91円高の27476円。米国株の上昇を受けて、寄り付きから100円近い上昇。上値が重くすぐに失速したが、マイナス圏に沈んだところで改めての買いが入ると、そこからは上げ幅を広げた。後場には節目の27500円を上回る場面もあった。ただ、27500円より上では伸び悩み、終盤は同水準近辺でこう着感が強まる展開。終値では27500円を下回った。


東証プライムの売買代金は概算で2兆2800億円。業種別では陸運、卸売、不動産などが上昇した一方、銀行、鉱業、電気機器などが下落した。


権利取りの駆け込み買いが入ったか、JR東海(9022)やJR西日本(9021)など鉄道株が大幅高。半面、VTuber関連事業を手掛けるカバー(5253)が本日グロースに新規上場したが、高い初値をつけた後はかなり派手な動きとなり、終値は初値を大きく下回った。そして、同業のANYCOLOR(5032)もカバー上場の影響を受ける格好で大幅安となった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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