28日の日経平均は続伸。終値は41円高の27518円。米国株はまちまちも、金融株が大きく上昇したことを好感して、買いが先行。開始直後には上げ幅を3桁に広げて27600円台に乗せた。ただ、高く始まった後の上値は重く、早々に天井をつけて上げ幅を縮小。米長期金利の上昇を受けて半導体株などグロース株が売られており、手掛けづらさが意識された。しばらく値を消す流れが続き、後場はマイナス圏で推移する時間帯も長かった。しかし、27400円は割り込むことなく切り返し、14時近辺ではプラス転換。そこからは引けまでじり高基調が続き、終値では27500円を上回った。
東証プライムの売買代金は概算で2兆3600億円。業種別では銀行、鉱業、石油・石炭などが上昇した一方、パルプ・紙、陸運、サービスなどが下落した。
民事再生法を申請したJOLEDとの間でスポンサー支援に関する基本合意書を締結したと発表したジャパンディスプレイ(6740)が大幅上昇。反面、下方修正を発表した丸大食品(2288)が大幅に下落した。