日経平均は大幅続落 終値で27500円を割り込む

6日の日経平均は大幅続落。終値は340円安の27472円。米国株はまちまちで終えたが、市場予想を下回る経済指標が相次いでS&P500やナスダックが下落したことが嫌気され、寄り付きから200円を超える下落となった。ディフェンシブ株以外は総売りといった地合いの中、前場では弱いながらも27500円を下回ると押し目を拾う動きも見られた。しかし、後場に入ると27500円より下で推移する時間が長く、安値圏でのもみ合いが続いた。終盤には下げ幅を400円近くに広げる場面もあり、27500円を下回って取引を終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆8100億円。業種別では電気・ガス、医薬品、食料品の3業種のみが上昇。機械、海運、電気機器などの下げが大きくなった。


前期の大幅営業増益着地や、今期の増収増益見通しが好感されたサンエー(2659)が急伸。半面、為替が円高に振れたことが嫌気され、マツダ(7261)、三菱自動車(7211)、日産自動車(7201)など、自動車株が軒並み大幅安となった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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