日経平均は4日続伸 セラクが急騰

12日の日経平均は4日続伸。終値は159円高の28082円。まちまちの米国株を受けても上昇して始まり、開始早々に上げ幅を3桁に拡大。序盤は28000円近辺でしばらくもみ合ったが、節目より上で推移する時間が長く、徐々にセンチメントが強気に傾いた。前場の中頃からじわじわと上げ幅を広げて28100円台に乗せると、以降はこの近辺で値動きが落ち着いた。前日に強く買われた商社株の動きが良く、景気敏感株が上昇を先導する形で幅広い業種に買いが入った。


東証プライムの売買代金は概算で2兆4300億円。業種別では海運、卸売、鉄鋼などが強い上昇。下落は精密機器と不動産の2業種のみで、空運が小幅な上昇にとどまった。


上期の見通しを引き上げたセラク(6199)が急騰。半面、下方修正と期末配当見通しの引き下げを発表した旭化学工業(7928)が急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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