12日の日経平均は4日続伸。終値は159円高の28082円。まちまちの米国株を受けても上昇して始まり、開始早々に上げ幅を3桁に拡大。序盤は28000円近辺でしばらくもみ合ったが、節目より上で推移する時間が長く、徐々にセンチメントが強気に傾いた。前場の中頃からじわじわと上げ幅を広げて28100円台に乗せると、以降はこの近辺で値動きが落ち着いた。前日に強く買われた商社株の動きが良く、景気敏感株が上昇を先導する形で幅広い業種に買いが入った。
東証プライムの売買代金は概算で2兆4300億円。業種別では海運、卸売、鉄鋼などが強い上昇。下落は精密機器と不動産の2業種のみで、空運が小幅な上昇にとどまった。
上期の見通しを引き上げたセラク(6199)が急騰。半面、下方修正と期末配当見通しの引き下げを発表した旭化学工業(7928)が急落した。