21日の日経平均は反落。終値は93円安の28564円。米国株安を受けて下落スタート。下げ幅を3桁に広げたところで鋭角的に切り返し、プラス圏に浮上すると一転して上げ幅を3桁に広げた。しかし、取引時間中の年初来高値を更新すると、すぐに失速して再びマイナス転換。そこから前引けまでは前日終値近辺でもみ合った。後場に入ってしばらくは、下を試す流れが続いた。前場同様に下げ幅を3桁に広げたところでは押し目を拾う動きが見られたが、そこからの戻りは緩慢。なんとか2桁安にとどめた程度で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆5600億円。業種別では電気・ガス、機械、食料品などが上昇した一方、銀行、保険、鉱業などが下落した。
前期の利益見通しを引き上げた東京ガス(9531)が急伸。半面、直近で派手に上昇したQDレーザ(6613)が一時ストップ安となるなど急落した。