27日の日経平均は3日ぶり反発。終値は60円高の27715円。米国株安を受けて売りが先行し、序盤では下げ幅を3桁に拡大。しかし、節目の27500円に迫ったところで下げ渋って切り返した。戻してはまた下げてといった動きをしばらく繰り返した後、11時近辺ではプラス圏に浮上。東京エレクトロンなど半導体株の強い上昇が支援材料となった。後場に入るとプラス圏が定着してじり高の展開。上げ幅を3桁に広げる場面もあり、引けまでしっかりとした動きが続いた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆3700億円。業種別では海運、陸運、医薬品などが上昇した一方、水産・農林、電気・ガス、小売などが下落した。
上方修正を発表したタムロン(7740)が急伸。半面、シマノ(7309)が急落。通期見通しを上方修正したものの、為替影響などを踏まえた経常利益以下の引き上げにとどまったことが強い失望を誘った。