日経平均は反発 後場上げ幅を広げて高値引け

8月に入り1日の日経平均は反発。終値は191円高の27993円。米国株の大幅高を受けても寄り付きは小幅高。序盤ではプラス圏とマイナス圏を行き来した。しかし、下値の堅さを確認すると、次第に買いが優勢となり、上げ幅を3桁に広げた。前場のうちに27900円台に乗せ、後場に入ると28000円に接近。節目を超えられそうで超えられず、もどかしい時間帯が長く続いたが、伸び悩んでも失速はなく、高値圏を維持した。終盤にかけてもうひと伸びがあり、27993円まで上昇。28000円には届かなかったものの、高値引けとなった。


東証プライムの売買代金は概算で3兆1000億円。業種別では海運、輸送用機器、卸売などが上昇した一方、電気・ガス、医薬品、金属製品などが下落した。


大幅な上方修正を発表した日本化薬(4272)が急騰。反面、1Qの営業利益が前年同期比では大幅増益となったものの、今期の計画に対しては低い進捗となったアルプスアルパイン(6770)が急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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