4日の日経平均は続伸。終値は190円高の27932円。米国株高を受けて、寄り付きから3桁の上昇。序盤では上げ幅を広げたが、28000円を上回ったところで頭打ち感が出てきて失速した。前場は安値圏で終了。ただ、3桁高の状態は維持されるなど、強い動きの中で気迷いムードが高まった。
後場に入るとこう着が強まる展開。トヨタの決算は失望材料となり、トヨタは大幅安となった。弱い反応を見て、発表直後には指数もやや萎んだ。しかし、すぐに持ち直すと以降は水準を切り上げ、後場の高値圏で取引を終了した。TOPIXはほぼ横ばいも下落で終了。日経平均の方向感が定まらない中、資金は新興株に向かい、グロースコア指数が2.4%高と大きく上昇した。
東証プライムの売買代金は概算で2兆8900億円。業種別では海運、非鉄金属、医薬品などが上昇した一方、鉱業、石油・石炭、保険などが下落した。
今期の業績および配当見通しが好感された合同製鉄(5410)が後場急騰。反面、トヨタ(7203)は上方修正を発表したものの、市場の期待に届かず3%安。実体の長い陰線を形成した。