12日の日経平均は3日ぶり大幅反発。終値は727円高の28546円。注目の米7月消費者物価指数(CPI)がインフレピークアウトを期待させる内容となり、これを受けた米国株にも強い動きが見られたことから、全面高の展開。400円を超える上昇で28200円台からスタートし、その後も上げ幅を広げた。過去の高値が控える28300円どころを超えてくると、前場のうちに28500円台に到達。節目より上では戻り売りも出てきたが、強い基調は崩れず、後場は高値圏でのもみ合いが続いた。終盤にかけてはもう一段買いの勢いが強まり、700円を超える上昇で取引を終了。28500円を上回り、高値引けとなった。
東証プライムの売買代金は概算で3兆7100億円。SQかつ、大きな動きも出てきたことで商いは膨らんだ。業種別では全業種が上昇。精密機器、電気機器、機械などの動きが良かった一方、ゴム製品、空運、電気・ガスなどは相対的に見劣りする上昇となった。
好地合いの中、本日決算を発表予定のリクルートホールディングス(6098)に期待買いが入って4%を超える上昇。半面、今期は最終赤字に転落見込みとなった大王製紙(3880)が、後場マイナス転換から下げ幅を広げた。