日経平均は3日ぶり小幅反落 ソフトバンクGが後場下げ幅拡大

16日の日経平均は3日ぶり小幅反落。終値は2円安の28868円。12日と15日の2営業日で1000円を超える上昇となり、短期的な過熱感から利益確定売りが優勢となった。一方、売り一巡後はプラス圏に浮上し、一時28900円台まで上値を伸ばしたが買いは続かず。後場に入ると、前日終値を挟んだ動きが続いた。ウォルマートなど米国の小売り企業の決算発表を見極めたいとの思惑などから、こう着感が強まった。


東証プライムの売買代金は概算で2兆4000億円。業種別ではその他製品、空運、サービスなどが上昇した一方、海運の下げが目立ち、原油安を背景に石油石炭製品や鉱業が下落した。


バンダイナムコHD(7832)が5.8%高と上場来高値を更新。半面、投資ファンドのエリオット・マネジメントによる株式売却が報じられたソフトバンクG(9984)が2.6%安となり、後場に下げ幅を広げた。

日本株情報部 アナリスト

角屋 昌範

2005年に国内証券会社へ入社後、投資情報部や調査部に在籍。投資情報部では、米国や香港株式市場見通しの作成など海外金融市場に関する調査業務に携わる。調査部では、ネット関連セクターを中心に国内個別企業のアナリストレポートを執筆した。 国内証券会社などを経て2019年に入社。主に先物市場見通しなど「デリバティブコンテンツ」を担当。 CFP DCプランナー

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