日経平均は小幅続落 ファーストリテイリングの下落が重荷

19日の日経平均は小幅続落。終値は11円安の28930円。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の大幅反発などを受け、序盤は東京エレクトロンをはじめ半導体株に買いが入った。一時29150円まで上値を伸ばしたが、買い一巡後は利益確定売りに押される展開。節目の29000円を割り込み下げに転じる場面はあったが、前場はプラス圏を維持した。後場は材料難から方向感に乏しく、前日終値近辺でこう着感が強まった。寄与度が大きいファーストリテイリングの下落が重荷となり、マイナス圏で取引を終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆3900億円。業種別では石油石炭製品、鉱業、パルプ・紙などが上昇した一方、医薬品、サービス、その他製品などが下落した。


人材ビジネスへの参入目的とした新会社の設立を発表した東京通信(7359)が急騰。半面、22.11期通期の連結営業損益の赤字見通しを発表したGRCS(9250)が急落した。


日本株情報部 アナリスト

角屋 昌範

2005年に国内証券会社へ入社後、投資情報部や調査部に在籍。投資情報部では、米国や香港株式市場見通しの作成など海外金融市場に関する調査業務に携わる。調査部では、ネット関連セクターを中心に国内個別企業のアナリストレポートを執筆した。 国内証券会社などを経て2019年に入社。主に先物市場見通しなど「デリバティブコンテンツ」を担当。 CFP DCプランナー

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