日経平均は続伸 アルテックが急騰

26日の日経平均は続伸。終値は162円高の28641円。米国株の大幅高を好感して、寄り付きから3桁の上昇。前場ではグロース株主導で上を試す流れとなり、300円超上昇する場面もあった。


ただ、28800円手前で上値が重くなると、後場はじわじわと値を消す展開。今週はジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長講演を警戒して売られることが多かったため、高い位置を保てなかった。前場の貯金が大きく3桁高の状態は維持されたが、場中に上げた分は消失し、寄り付き近辺の水準で取引を終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆0500億円。業種別では繊維、機械、非鉄金属などが上昇した一方、石油・石炭、サービス、鉱業などが下落した。


配当政策を見直して大幅な増配を発表したアルテック(9972)が急騰。半面、原発部品関連として今週動意づいた岡野バルブ製造(6492)が、上昇スタートから5%を超える下落と乱高下した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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