日経平均は大幅に3日続落 26000円を割り込む

 7月に入り1日の日経平均は大幅に3日続落。終値は457円安の25935円。米国株安を受けても上昇して始まり、開始早々には上げ幅を3桁に拡大。しかし、26500円台に乗せた後は買いが続かず、失速して一気に下げに転じた。


 前場で下げ幅を200円超に広げると、後場は水準を切り下げて始まり、節目の26000円をあっさり下回った。米株先物が大幅安となり、リスク回避ムードが一段と高まる中、安いところでは下げ幅を500円超に拡大。25800円台まで下げたところで終盤には若干戻したが、終値では400円を超える下落となり、26000円を上回ることはできなかった。


 東証プライムの売買代金は概算で3兆1400億円。業種別では後場に入ってプラスの業種がなくなっており、パルプ・紙、石油・石炭、化学などが弱い中でも値を保った。一方、鉱業、ゴム製品、空運などの下げが大きかった。


 上期決算や自己株取得が好感されたアルテック(9972)が急騰。半面、下方修正を発表したダイセキ(9793)が急落し、ストップ安まで売られる場面もあった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

小松 弘和の別の記事を読む

人気ランキング

人気ランキングを見る

連載

連載を見る

話題のタグ

公式SNSでも最新情報をお届けしております