日経平均は3日ぶり大幅反落 終値で28000円を割り込む

29日の日経平均は3日ぶり大幅反落。終値は762円安の27878円。ジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長講演が失望を誘い、26日の米国市場ではダウ平均が1000ドルを超える下落となった。これを嫌気して、寄り付きから400円を超える下落。開始直後に節目の28000円を割り込むと、前場のうちに下げ幅を800円超に広げた。27700円台まで下げたところで売りが一巡すると、後場は下押し圧力が和らぎ若干値を戻した。しかし、主力のグロース株が派手に下げる中では押し目買い機運は盛り上がらず、終値でも700円を超える下落となった


東証プライムの売買代金は概算で2兆5900億円。業種別では鉱業と石油・石炭の2業種が上昇しており、鉄鋼が小幅な下落にとどまった。


一方、精密機器、機械、サービスなどの下げが大きかった。証券会社が目標株価を引き上げたいすゞ自動車(7202)が大幅高。半面、今期の最終減益見通しを提示した大和コンピューター(3816)が急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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