海外旅行保険はクレカで十分?注意点やおすすめカードを徹底解説

海外旅行を計画する際、「クレジットカードの海外旅行保険だけで十分だろうか」と悩む方も多いでしょう。


クレカ付帯の海外旅行保険は補償内容や条件が様々で、旅行先の滞在期間や予定している活動などによって十分かどうかが変わります。


本記事では、クレカ付帯の海外旅行保険で注意するポイントやおすすめのクレジットカードについて解説します。


この記事を読めばクレジットカードの海外旅行保険だけで十分かがわかり、家族旅行などを安全かつ快適に楽しめるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。


クレカ付帯の海外旅行保険とは?

クレカ付帯の海外旅行保険とは、クレジットカードに付いている海外旅行中の治療費用や携行品の盗難などをカバーする保険サービスのことです。


本章では、クレカ付帯の海外旅行保険に関する以下の2点について解説します。


● クレカ付帯保険と任意加入保険の違い

● 自動付帯と利用付帯の違い


これらの内容について知っておくことで、クレカ付帯の海外旅行保険に関する全体像を理解可能です。


それぞれの内容について、以下で順番に見ていきましょう。


クレカ付帯保険と任意加入保険の違い

クレカ付帯の海外旅行保険と旅行保険会社から直接加入する任意加入保険には、いくつかの違いがあります。


具体的な違いは以下のとおりです。


クレカ付帯の保険は保険料がかからない一方で、補償内容や金額が限られている場合があります。


任意加入保険は保険料が必要なものの、自分のニーズに合わせた補償内容を選べることが多く手厚いサポートを受けられるのが特徴です。


まずは、これらの違いを正確に理解しておきましょう。


自動付帯と利用付帯の違い

クレカ付帯の海外旅行保険には、自動付帯と利用付帯の2種類があります。


自動付帯とは、クレジットカードを所持しているだけで自動的に海外旅行保険が適用される仕組みです。


利用付帯は、旅行に関連する費用をクレジットカードで支払うことが条件となる保険をいいます。


利用付帯の場合における適用条件は、以下のとおりです。


● 航空券やツアー代金をカード払い

● 空港までの交通費をカード払い

● 出発前の宿泊費をカード払い


自動付帯は支払い条件を気にする必要がなく利便性が高い一方で、利用付帯は指定された条件を満たさないと保険が適用されないため注意しましょう。



クレカ付帯保険で注意するポイント

クレカ付帯の海外旅行保険を利用する際は、以下の3点に注意が必要です。


● 旅行先

● 滞在期間

● 持病や年齢による制限


これらのポイントを知っておかないと、実際に海外旅行に行った際に失敗・後悔する可能性があります。


それぞれのポイントについて、以下で順番に見ていきましょう。


旅行先

クレカ付帯保険を利用する際は、旅行先がどこかを押さえる必要があります。


なぜなら、旅行先によって医療費や設備の充実度が異なるからです。


例えば、米国やヨーロッパでは医療費が高額な一方で、東南アジアやアフリカなどでは現地の医療機関の設備や衛生状態が整っていない場合があります。


これらの地域で旅行する場合は、治療費用の補償額などが十分かどうか確認しておきましょう。


滞在期間

クレカ付帯保険を利用するにあたっては、滞在期間も重要といえます。


その理由は、滞在期間が補償期間を超えると保険が適用されなくなるからです。


例えば、クレカ付帯の海外旅行保険では旅行の出発日から30~90日間が補償期間となっています。


海外旅行で長期滞在を予定している場合は補償期間を超えると保険が適用されなくなるため、補償期間が長いクレジットカードを選ぶなどの対応をとりましょう。


持病や年齢による制限

クレカ付帯の海外旅行保険では、持病や年齢に関する制限もあります。


例えば、多くのクレカ付帯保険では、出発前から治療中の病気や既往症の悪化による治療費用は補償対象外です。


また、一部のクレカ付帯保険では、70歳以上や75歳以上の方に対して補償内容や金額に制限を設けている場合があります。


持病がある方や高齢者の方は、クレカ付帯保険だけでなくこれらの条件に対応した任意加入の保険も検討すると安心です。


海外旅行保険が付帯するおすすめクレジットカード3選

海外旅行保険が付帯するクレジットカードに関するおすすめ3選の一覧比較表は、以下のとおりです。


出典:JCBゴールド「海外旅行傷害保険」 三井住友カード「旅行安心プラン」 楽天プレミアムカード「海外旅行傷害保険」


JCBゴールドは海外旅行保険の補償額が高く、特に治療費用が300万円と比較的手厚いため北米やヨーロッパへの旅行にも安心でしょう。


三井住友カードプラチナプリファードは治療費用補償の充実に加え、旅行先でのトラブルにも対応しているお買い物安心保険が付帯されています。


楽天プレミアムカードは自動付帯の海外旅行保険が付いており、旅行代金をカードで支払う必要がないため、急な海外旅行にも活用可能です。


先述した旅行先・滞在期間・持病や年齢による制限に注意して、自分に合った補償内容や特約が付帯されたカードを選びましょう。


まとめ

クレカ付帯の海外旅行保険は、追加費用なしで基本的な補償が受けられる便利なサービスです。


しかし、旅行先・滞在期間・年齢や持病の有無など、個人の状況によっては補償が不十分となる場合もあるため、注意を要します。


本記事でご紹介したクレカ付帯保険で注意するポイントやおすすめカードを参照し、安全かつ快適な海外旅行を計画しましょう。

白田 れな

金融ライターズアカデミー所属。短期大学卒業後、大学病院で医療事務を経験。 その後、アパレル業界など多様な職務経験を活かし、現在ではWebライターとして活動。 美容・金融ジャンルで執筆活動を行っている。

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