4日の日経平均は4日ぶり反発。終値は218円高の26153円。先週末の米国株が大きく上昇して終えたことを受けて、幅広い銘柄が買われる展開。指数は寄り付きから3桁の上昇となり、早い時間に上げ幅を300円超に広げた。そこから急失速して値を消したが、マイナス圏に沈むかというところで踏みとどまって切り返すと、再び上げ幅を3桁に拡大。後場に入ると値動きは落ち着き、200円を超える上昇で取引を終了。大引け間際に後場の高値をつけた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆4400億円。業種別では電気・ガス、鉱業、卸売などが大幅上昇。下落は石油・石炭と保険の2業種のみで、陸運が小幅な上昇にとどまった。
電力需要のひっ迫を材料に先週大きく跳ねた東京電力ホールディングス(9501)が、米長期金利の低下を追い風に一段と買いを集めて13%高と急騰。半面、先週は強く買われる場面もあった百貨店株が軒並み安となっており、J.フロント リテイリング(3086)が5%を超える下落となった。