日経平均は4日ぶり反発 東電HDが13%高

4日の日経平均は4日ぶり反発。終値は218円高の26153円。先週末の米国株が大きく上昇して終えたことを受けて、幅広い銘柄が買われる展開。指数は寄り付きから3桁の上昇となり、早い時間に上げ幅を300円超に広げた。そこから急失速して値を消したが、マイナス圏に沈むかというところで踏みとどまって切り返すと、再び上げ幅を3桁に拡大。後場に入ると値動きは落ち着き、200円を超える上昇で取引を終了。大引け間際に後場の高値をつけた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆4400億円。業種別では電気・ガス、鉱業、卸売などが大幅上昇。下落は石油・石炭と保険の2業種のみで、陸運が小幅な上昇にとどまった。


電力需要のひっ迫を材料に先週大きく跳ねた東京電力ホールディングス(9501)が、米長期金利の低下を追い風に一段と買いを集めて13%高と急騰。半面、先週は強く買われる場面もあった百貨店株が軒並み安となっており、J.フロント リテイリング(3086)が5%を超える下落となった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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