日経平均は反発 ANYCOLORがストップ高比例配分

15日の日経平均は反発。終値は57円高の27875円。ほぼ横ばいなからプラスで終えた米国株を受けて小幅高スタート。序盤では上値が重かったが、下げに転じたところですぐに切り返す動きが続いたことで、次第に買いに勢いがついた。上げ幅を3桁に広げて27900円台に乗せ、前場は高値引け。一方、後場は潮が引いたかのように、開始早々に失速した。上昇一服感が鮮明となったものの、27900円近辺で値動きが落ち着き、小幅なプラスで取引を終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆3300億円。業種別では空運、不動産、陸運などが上昇した一方、鉄鋼、精密機器、非鉄金属などが下落している。


1Q決算が好感されたANYCOLOR(5032)に買いが殺到。場中は値がつかずストップ高比例配分となった。半面、上期決算が失望を誘ったジェイック(7073)がストップ安。場中も大半の時間で売り気配値付かずとなるなど厳しい下げとなった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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