27日の日経平均は4日ぶり反発。終値は140円高の26571円。米国株はダウ平均やS&P500が年初来安値を更新するなど軟調であったが、これを受けても寄り付きから3桁の上昇。節目の26500円を上回った。高く始まった後は、下値は堅かった一方で、上値も重かった。前場では何度か上を試しに行ったものの、26600円を上回ってくると押し戻された。後場は逆に26600円より下で推移する時間が長かったが、26500円は割り込まなかった。結局、寄り付きを若干下回る程度で取引を終え、ローソク足では十字線を形成した。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6700億円。業種別ではその他製品、食料品、サービスなどが上昇した一方、海運、鉱業、不動産などが下落している。前引け時点では下落はわずか2業種であったが、大引けでは8業種に増加した。
船舶エンジン事業の分社化などを発表した日立造船(7004)が大幅高。半面、日経新聞で「プラチナバンド(つながりやすい携帯電話の周波数帯)」の再配分で大手キャリア3社と対立していると報じられた楽天グループ(4755)が大幅安となった。