10月初日となる3日の日経平均は大幅反発。終値は278円高の26215円。前週末の米国市場ではダウ平均が500ドル安となり、主要3指数がそろって終値で年初来安値を更新。これを嫌気して3桁安からのスタートとなり、序盤では下げ幅を300円超に広げた。しかし、10時近辺からレーザーテックや東京エレクトロンが急伸するなど、主力ハイテク株に強い買いが入ったことで、地合いが改善。指数は急速に下げ幅を縮めてプラス圏に浮上した。
26000円台を回復して26100円台に乗せたところでいったん買いは一巡。大きな動きのあった前場に対して、後場は小動きの時間帯が長かった。ただ、終盤にかけてスルスルと上げ幅を広げており、高値圏で取引を終了。一時25600円台まで下げたところから26200円台で終えており、ローソク足では実体の長い陽線を形成した。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9100億円。業種別では海運、輸送用機器、鉱業などが上昇している一方、電気・ガス、小売、水産・農林などが下落している。
出資分配金の計上に伴い、通期の経常利益見通しを大幅に引き上げた東京インキ(4635)が急騰。半面、3Qの利益は計画に対して高い進ちょくとなったものの、通期見通し据え置きが失望を誘ったスター・マイカ・ホールディングス(2975)が急落している。