6日の日経平均は4日続伸。終値は190円高の27311円。5日の米国株は下落したものの、大幅安スタートから大きく戻しており、引け味は良かった。これを受けた寄り付きは小幅高。売りが先行しなかったことで下値不安が後退し、すぐに上げ幅を3桁に広げた。レーザーテックや東京エレクトロンなど半導体株の動きが良かった上に、値上がり銘柄が多かったことも楽観ムードを高め、早いうちに27300円台まで上昇。これより上は重かった一方で、戻り売りも出てこなかったことから、後場に入るとこう着感が強まった。終盤にやや失速しており、大引けが後場の安値となった。ただ、それでも27300円台は維持し、200円近い上昇で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7100億円。業種別では鉱業、電気機器、海運などが上昇した一方、電気・ガス、食料品、小売などが下落した。
自己株取得を発表したJPホールディングス(2749)が後場急騰。反面、1Qが営業赤字となった三協立山(5932)が後場に入って急落した。