三連休明け11日の日経平均は大幅続落。終値は714円安の26401円。米国では強い9月雇用統計を受けて、金融引き締めへの警戒が再燃。7日にダウ平均は600ドルを超える下落となり、10日にナスダックが取引時間中と終値の両方で年初来安値を更新した。これらを嫌気して、寄り付きから300円を超える下落。節目の27000円を大きく下回って始まったことで、場中も下押し圧力の強い地合いが続いた。26500円近辺ではいったん切り返したが、売り直されて前場のうちに26500円を割り込んだ。後場に入ると下げ幅を700円超に拡大。14時を過ぎた辺りからは売り一巡感が出てきたものの、戻りは鈍く安値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆1500億円。大きく下げる中で商いは膨らんだ。業種別では空運、海運、陸運などが上昇した一方、水産・農林、精密機器、電気機器などが下落した。
上方修正を発表したシリコンスタジオ(3907)がストップ高。反面、1Qが2桁の営業減益となったサカタのタネ(1377)が14.6%安と暴落した。