12日の日経平均は小幅に3日続落。終値は4円安の26396円。まちまちで終えた米国株を受けて、寄り付きは小幅安。売り圧力はそれほど強くなく、すぐに上げに転じたが、プラス圏では26500円を前に上値が重くなり、再びマイナス圏に沈んだ。物色でも、東京エレクトロンやレーザーテックなど半導体株が弱かった一方、ANAやJR東海などレジャー株が強く、強弱感が交錯した。指数は上と下の両方を試しながらも値幅が出なかったことで、次第に前日終値近辺でこう着感が強まった。取引終盤にかけてはプラス圏とマイナス圏を行き来して、結局一桁の下落で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆8000億円。業種別では空運、小売、倉庫・運輸などが上昇した一方、電気・ガス、鉱業、パルプ・紙などが下落した。
一部メディアで傘下のポケトークが同時通訳ソフトを発売すると報じられたソースネクスト(4344)が大幅高。反面、コーエーテクモホールディングス(3635)は通期見通しを引き上げたものの、市場の期待に届かず大幅安となった。