14日の日経平均は5日ぶり大幅反発。終値は853円高の27090円。注目された米9月CPIは市場予想を上回ったが、これを受けたダウ平均は序盤に大きく売られた後、切り返して800ドルを超える上昇で終了。この動きを好感して、寄り付きから300円を超える上昇となった。
全面高となった上に、寄与度の大きいファーストリテイリングが決算を材料に急伸したことから、指数は高く始まった後も上値を伸ばす展開。節目の27000円を上回って27100円台まで上昇し、前場のうちに上げ幅を900円超に広げた。勢いの良かった前場とは雰囲気が変わり、後場は上値が重くなった。ただ、大きく崩れることはなく、終値でも27000円を上回った。
東証プライムの売買代金は概算で3兆2000億円。業種別では全業種が上昇しており、精密機器、医薬品、その他金融などが大幅高。空運、石油・石炭、陸運などが見劣りしたが、空運以外の32業種は1%を超える上昇となっており、全体の底上げが進んだ。
東京都知事が「Go To イート」を再開するとのニュースが伝わったことから、Retty(7356)、ぐるなび(2440)、カカクコム(2371)などグルメサイト関連が後場に入って急騰した。反面、通期見通しを修正したものの、売上高の引き上げのみにとどまったエスケイジャパン(7608)が後場に入って急落した。