11月に入り1日の日経平均は続伸。終値は91円高の27678円。米国株の下落はネガティブ視されず、寄り付きは小幅高。しばらくは前日終値近辺での一進一退が続いた。しかし、下げたところでも27500円は割り込まず、下値が固まってきたことから、前場の中ごろからはプラス圏が定着してきた。
後場に入り、上期の決算を発表したトヨタは市場の期待に届かずマイナス転換。この動きを見て、指数も発表直後にはやや値を消した。しかし、27600円は割り込むことなく踏みとどまると、14時を過ぎた辺りからは上げ幅を拡大。高値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆1200億円。業種別では卸売、鉄鋼、食料品などが上昇した一方、金属製品、海運、電気・ガスなどが下落した。
通期見通しを引き上げ、増配や自己株取得など株主還元強化も発表した三井物産(8031)が急騰。半面、上期の着地が計画を下振れたメンバーズ(2130)が急落した。