9日の日経平均は3日ぶり反落。終値は155円安の27716円。米国ではダウ平均が大幅高となったが、東京市場では米中間選挙に関するニュースを場中で多く消化する日であったことから、寄り付きは小幅な上昇。上値は重く、前日終値近辺でしばらくもみ合った後、次第にマイナス圏が定着した。前場では2桁の下げまでで踏みとどまったが、後場は手掛けづらさが強まる中、下げ幅を3桁に拡大。指数寄与度の大きいファーストリテイリングの下げが大きくなったことも警戒売りを誘った。27700円近辺では下げ渋ったものの戻りは鈍く、安値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆3900億円。業種別では海運、パルプ・紙、金属製品などが上昇した一方、その他製品、鉱業、石油・石炭などが下落した。
通期の純利益見通しを引き上げたクラレ(3405)が後場急騰。半面、減損計上により、上期末において債務超過の状態となることが見込まれると発表した日医工(4541)がストップ安比例配分となった。