14日の日経平均は大幅反落。終値は300円安の27963円。米国株の上昇を受けて小高く始まったものの、開始早々にマイナス転換。指数寄与度の大きいソフトバンクGが決算を受けて強く売り込まれたことから、全体でも買い手控えムードが強まった。前場のうちに下げ幅を3桁に拡大。マザーズ指数やグロースコア指数はナスダック高に強く反応して場中も上げ幅を広げたが、ソフトバンクGが安く始まった後も下値模索が続く中では、大型グロース株は敬遠された。28000円近辺では下げ渋る動きが見られたが、後場に入っても低空飛行が継続。終盤には28000円を割り込み、安値引けとなった。
東証プライムの売買代金は概算で3兆8200億円。業種別では化学とガラス・土石の2業種のみが上昇しており、陸運が小幅な下落。一方、倉庫・運輸、情報・通信、パルプ・紙などの下げが大きかった。
上方修正と期末配当見通しの引き上げを発表した平田機工(6258)がストップ高。半面、下方修正を発表したDOWAホールディングス(5714)がストップ安となった。ソフトバンクG(9984)は12.7%安と2桁の下落率となった。