日経平均は大幅に3日続伸 サイボウズが急伸

24日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は267円高の28383円。米国株は利上げペース減速期待が高まり、22日、23日と連日で上昇した。これを好感して、寄り付きから200円を超える上昇。28300円台からスタートして、開始直後には節目の28500円を上回った。米国の長期金利が大きく低下したことを受けて、ハイテクグロース株が上昇を先導した。


ただ、28500円より上の時間帯は短く、買い一巡後は伸び悩んだ。後場は緩やかながらも値を消す展開。前営業日との比較では大幅高となったものの、場中に上げた分はほぼ消失して終えた。TOPIXは寄り付きから節目の2000pを上回った。買い一巡後はほぼフラットとなったが、後場に高値をつけるなど終日しっかりとした動きが続いた。


東証プライムの売買代金は概算で3兆3300億円。業種別では海運、卸売、銀行などが大幅上昇。下落は石油・石炭、ゴム製品、輸送用機器の3業種のみとなった。


10月度の月次好調が確認できたサイボウズ(4776)が急伸。半面、買収総額が引き下げられるとの観測が伝わった東芝(6502)が売りに押された。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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