24日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は267円高の28383円。米国株は利上げペース減速期待が高まり、22日、23日と連日で上昇した。これを好感して、寄り付きから200円を超える上昇。28300円台からスタートして、開始直後には節目の28500円を上回った。米国の長期金利が大きく低下したことを受けて、ハイテクグロース株が上昇を先導した。
ただ、28500円より上の時間帯は短く、買い一巡後は伸び悩んだ。後場は緩やかながらも値を消す展開。前営業日との比較では大幅高となったものの、場中に上げた分はほぼ消失して終えた。TOPIXは寄り付きから節目の2000pを上回った。買い一巡後はほぼフラットとなったが、後場に高値をつけるなど終日しっかりとした動きが続いた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆3300億円。業種別では海運、卸売、銀行などが大幅上昇。下落は石油・石炭、ゴム製品、輸送用機器の3業種のみとなった。
10月度の月次好調が確認できたサイボウズ(4776)が急伸。半面、買収総額が引き下げられるとの観測が伝わった東芝(6502)が売りに押された。