25日の日経平均は4日ぶり反落。終値は100円安の28283円。米国が感謝祭により休場で材料難の中、小高く始まったものの、すぐに下げに転じた。開始直後に下げ幅を3桁に広げたところで鋭角的に切り返したが、プラス圏にはあと一歩届かず失速。売り直された後は軟調な地合いが続いた。序盤同様に下げ幅を3桁に広げてくると、そこでは下げ渋った。一方、売り圧力が和らいでも戻りは限られ、後場に入ると100円程度下げた水準でこう着感が強まった。マザーズ指数は小幅ながら上昇しており、場中には節目の800pを上回る場面もあった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆3700億円。業種別では電気・ガス、鉱業、保険などが上昇した一方、ゴム製品、電気機器、医薬品などが下落した。
2030年に向けた事業ビジョンを発表したアミタホールディングス(2195)が急騰。半面、五輪のテスト大会を巡る談合疑惑で東京地検特捜部と公正取引委員会の捜索が入ったと伝わった電通グループ(4324)とセレスポ(9625)が大幅安となった。